令和8年度「介護職員等処遇改善加算」の区分変更について
- 森保郎
- 1 日前
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令和8年6月1日より、介護職員の処遇改善を目的とした加算率の引き上げが実施されます。 今回の改定では、従来の加算Ⅰが**「加算Ⅰ(イ)」と「加算Ⅰ(ロ)」**に分かれ、算定区分によって職員への賃上げ原資に差が生じます。
1. 新制度における「加算Ⅰ(イ)」と「加算Ⅰ(ロ)」の比較
「加算Ⅰ(ロ)」は、生産性向上(デジタル化)に取り組む事業所を高く評価するために新設された区分です。
例:通所介護(定員19人以上)の場合
項目 | 加算Ⅰ(イ) | 加算Ⅰ(ロ) |
加算率(6月〜) | 11.1% | 12.0% |
令和8年4・5月比 | +1.9%アップ | +2.8%アップ |
主な要件 | 従来の要件のみ | 「ケアプランデータ連携システム」等の活用 |
賃上げ原資の差 | 基準額 | (イ)より+0.9%の上乗せ |
※通所介護(定員19人以上)の令和8年4・5月の加算率は9.2%です。
2. 「加算Ⅰ(ロ)」取得の鍵:ケアプランデータ連携システム
居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)との間で、サービス提供票(予定・実績)をデジタルデータでやり取りする国推奨のシステムです。
導入コスト: 令和8年度末まで利用料(ライセンス料)は無料となる措置が継続されています。
事務効率化: 手入力やFAX送信の手間が省け、転記ミスによる返戻リスクも軽減されます。
経過措置: 4月の計画書提出時に**「年度内に導入する」という誓約**を行うことで、6月から先行して「加算Ⅰ(ロ)」を算定できる見込みです。
3. 【重要】事業所にてご確認いただきたい事項
「加算Ⅰ(ロ)」を算定するためには、現在お使いの介護ソフトが本システムに対応している必要があります。 ソフトメーカーへ以下の点をご確認ください。
確認事項: 「現在使用中のソフトは、国保連の**『ケアプランデータ連携システム』とのCSV連携**に対応していますか?」 ※対応している場合、追加費用が発生するかどうかも併せてご確認ください。
4. 今後のスケジュール
新区分での算定を開始するためには、期限までに計画書の提出が必要です。
提出期限:令和8年4月15日(月)まで
提出書類: 令和8年度 処遇改善計画書


