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助成金ブログ記事

R8/キャリアアップ助成金:【採用リスクを減らし、人材定着へ】キャリアアップ助成金(正社員化コース)の3つの隠れたメリット

  • 執筆者の写真: 森保郎
    森保郎
  • 4月22日
  • 読了時間: 4分


■「キャリアアップ助成金」と聞くと、「非正規雇用の従業員を正社員にすると国からお金がもらえる制度」というイメージが強いかもしれません。もちろん、まとまった助成金を受給できるのは大きな魅力ですが、実は企業の人事・採用戦略において、**「採用ミスマッチの防止」「組織力の強化」**に繋がる大きなメリットが隠されています。

メリット1:6ヶ月の「見極め期間」で、採用のミスマッチを防げる

正社員化コースを利用するためには、原則として「6ヶ月以上の有期雇用期間」を経てから正社員へ転換する必要があります。企業にとって、この6ヶ月間は従業員の適性や勤務態度をしっかり確認できる貴重な期間となります。

最初から「正社員(無期雇用)」として採用した場合、万が一、勤怠不良(欠勤や遅刻が多い)や協調性の欠如などがあり、自社に合わないと判断しても、日本の法律では解雇のハードルが非常に高く、労使トラブルに発展するリスクがあります。 しかし、まずは有期雇用として採用することで、この期間を「お互いのお試し期間」として活用できます。仮に正社員としての適性に満たないと判断した場合は、無理に正社員へ転換せず「有期労働契約の期間満了」として雇用を終了する選択肢を残すことができ、企業側の採用リスクを大幅に軽減できます。(※適正な評価基準と就業規則の整備が前提となります)


メリット2:転換前の「面談」が、貴重なコミュニケーションの機会に

助成金を申請する要件のプロセスとして、正社員へ転換する前に面談や評価を行うことになります。実は、このステップが社内コミュニケーションにおいて非常に良い効果をもたらします。

日常業務の中では、なかなか従業員とじっくり話す時間を取るのが難しいものです。しかし、正社員転換という明確な目的を持った面談を実施することで、「会社があなたに何を期待しているか」を直接伝え、「本人がどのようなキャリアを描きたいか、何に悩んでいるか」をヒアリングすることができます。 お互いの認識のズレを埋めることで、正社員になった後のモチベーション向上や、早期離職の防止に直結します。


メリット3:【新設】「情報開示加算」で採用力(求心力)がアップする

さらに、令和8年度(2026年度)から新たに**「非正規雇用労働者の情報開示加算」**がスタートしました。これは、非正規雇用から正社員への転換実績や、キャリアアップの仕組みなどを自社のホームページや厚生労働省の指定サイトで公表(見える化)した場合に、助成金が加算(中小企業で20万円)されるというものです。

この加算の最大の利点は、助成額が増えることだけではありません。 「パートや契約社員から正社員になれるルートや実績がしっかりある会社」として外部にアピールできるため、採用ブランディングの強化に直結します。求職者にとって「キャリアアップの道筋が透明化されている企業」は非常に魅力的に映るため、人材不足が叫ばれる現在において、優秀な人材を集めやすくなるという大きな相乗効果が期待できます。


さいごに

キャリアアップ助成金は、単なる「もらえるお金」ではなく、**「自社に合った優秀な人材を見極め、育て、定着させるためのツール」**として非常に有効です。

当事務所では、助成金の確実な申請手続きはもちろんのこと、就業規則の見直しや、労使トラブルを防ぐための適正な労務管理のアドバイスまで、事業主様に寄り添ったトータルサポートを行っております。「うちの会社でも使えるだろうか?」など、少しでもご興味がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。


【制度の内容】

 入社後6ケ月以上の従業員を正規雇用に転換すると1名につき40万円が支給されます。


【スケジュール】
  1. キャリアアップの計画書を労働局に届出します。当社が計画書を作成して提出代行をします。

  2. ヒアリングシートにご記入いただき、助成金申請に必要な情報を収集します。

  3. 正規雇用転換制度を就業規則に追加し、労働基準監督署に届出します。当社が条文追加と提出代行をします。

  4. 雇用管理者が転換対象者に面接して、正規雇用転換の希望を確認します。面接シートは 当社で用意します。15分程度面接シートに沿って面接してください。

  5. 転換前、転換後の出勤簿、賃金台帳のチェックをします。

  6. 労働条件通知書を交付し(当社が作成します)転換対象者に署名押印していただきます。

  7. 必要書類を揃え、当社が代行申請します。


 
 
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